オリパ登竜門(HORUS式

こんにちは。
オリパ専門店ホルスと申します。

この度はオリパについて特に復帰勢の方や初心者の方へ分かりやすく説明する為のブログ記事としてこのページを執筆中です。

大雑把にカテゴリ分けします。

①そもそもオリパとは何なのか
②詐欺や不正が起こる可能性とは(詐欺の見分け方)

第二弾は又後日・・

内容的にどうしても長くなりますが、宜しければ最後までお付き合い下さい。

①そもそもオリパとはなんなのか

遊戯王で言えばKONAMIさんが販売しているパックや限定品などで配るプロモカードなどを個人又は小売店がリパッケージした商品の事をオリジナルパック/通称オリパと呼んでいます。
なかなかパックを剥いていても当たらないカードや、絶版でフリマアプリや実店舗で買うようなプロモカード等々を集めて値段を付け販売する事を意味します。

なんなのかを知る上で仕組みは非常に大事です。まず、現状で販売されているオリパに封入されているカードの値段(相場)ですが”販売額”で計算されている物が多いです。中には店舗等の”買取額”を参照しているオリパもあります。トレカは値段の決まっている物ではありませんので(相場が変動する)値段はどこを参照しているかというのも重要です。通販型ストアを参照しているのか、メルカリなどのフリマアプリを参照しているのか、実店舗を参照しているのか等々・・まずはこちらを商品説明欄などから確認しましょう。実店舗・通販ストアなどは企業が行っている値段提示ですが(状態による値段なども分かりやすい)フリマアプリなどの参照の場合は、その値段設定が状態を加味した値段なのか、手数料を抜いてるのか抜いてないのかなどの判断が必要です。

まずここで大事な所は、よく商品説明欄に目を通すという所ですね。

次に、還元率という言葉をよく目にすると思います。買占めアドなどと言ったりもしますね。この還元率の元となる数字は先に出た”封入カードのレート”によります。”販売額”を元にした還元率なのか、”買い取り額”を元にした還元率なのかですね。例えば販売額を元にした還元率で見て見ましょう。封入したカードのレート合計が例えば100万円だったとします。1p1万円の100パックであれば100万円の売上となり、還元率100%となります。買占めアドという言葉は全てを買い占めた際にアドが取れる(元以上が返って来る)という所から来ています。

この還元率については、単純に話すと還元率が高い方が買う側からしてみれば”勝ちやすい”物となります。勿論くじ形式の販売方法ですから負ける人が多く居るのが大前提で”勝ちやすい”という話になりますが、還元率が高い商品パッケージには罠が潜んでいる場合もあります。(後述します)

②詐欺や不正が起こる可能性

大前提として仕組み的に何が出来てしまうかという所をお話しします。これについては企業だから実店舗だから個人だからどうとかいう話ではなく”オリパ”という特性上”出来てしまう”という事で”するかどうか”はまた別の話です。

まず有名な物で言うと当たりを抜く事が可能です。例えば極端に言うと、パック数を販売総数よりも少なく販売し当たりを入れない等ですね。さらに偽装する人は、当たりを自分のサブアカウントに当ててSNSに拡散しさも当たりが入っているかのように偽装する人もいます。知り合いに当てて裏で回収するなんて人も実際に居ました。当たりを抜くという行為は、詐欺する側にとっては相当な額の利益が出ます。例えば説明する為に分かりやすく書きますが100万円で当たりに70万つかってるとしましょう。これはバカな方法ですが100口1万円で全てハズレを送って3000円×100口配送したとします。売上100万円で利益が70万円出ます。

金に目がくらんだ詐欺師は、こういう事を茶飯事でやっている人もいます。ここでまず見分ける一つの指標としては”販売実績”です。今まで販売したオリパで当たりがちゃんと入っているのか?サブアカなどの不正当選させていないか?総数を追うと購入者が全て出て来て中身が全て分かるか?等々・・

次に、封入操作についてです。これは人間が封入作業しているので封入を操作しようと思えば”出来て”しまいます。例えば先に説明した仕込んでおいた友人に封入操作して当てたり、仲間内で当たりを回すと言われる行為だったり、多額を買ってる人に当たりを集めたり、少額の人には当たりを入れなかったり、仲が良い人に当たりを入れたり・・等々、出来るか出来ないかの話で言うと”出来てしまいます”

この封入操作に関しては、肯定派も一部存在します。例えば大口の買い方をする方に忖度して当たりを入れるオリパ屋さんがあったとして、そういう買い方をすれば負けないからです。YouTubeやフォロワーさんが多いTwitterアカウントの方へ忖度で入れてくれるオリパ屋があれば動画映え、twitter映えもしますよね。こういう観点から口には出さないけど肯定的な方も一定数居るのが現実です。悪く書きましたが、良い面としてはランダムならではの多額で買っての大爆死や一部に当たりが集まって爆死の人が多く一部の人が爆アドになるという状況にならず”操作”されている分その波が穏やかになるという側面はあります。

分かりやすい例で言うと、大物Youtuberには当たるけど通常に買って当たらないオリパ屋さんなどは有名な所がいくつもありますね。

封入操作の面での回避方法は、厳密に言うとありません。突き詰めて考えてしまえば最後は信用問題なので、その販売元を自分が納得して信用して買えるかという話になります。何故なら封入操作を絶対にしていないと証明するのは不可能に近い物があり、目の前で封入から購入→開封までの一連の流れをリアルタイムに見ていても不正出来る人は出来てしまうからです。(カジノディーラーや手品師はそれを生業にしてますよね)

ただ、封入操作の可能性を限りなく少なくしていく指標は何個かあります。例えばキャスオリパというTwitterのキャス(ライブ配信)で、封入内容をその場で見てその場で開封→開封した物が届くという販売方法では不正がしにくい状況があります(これも不正が出来ないという訳ではないです)

全てのパックが同じ状況かどうかなどもその一つです。スリーブや封筒が物によって違っていたら記憶したり表にまとめておけば封入操作が可能です。スリーブが透けて居たり、封筒事体が透けている、又は”透かせる”(暗闇からライトで照らすなど)が出来れば配送前に中身が見えるのでこれも封入操作が出来ますね。なので、スリーブが同じで封筒も同じ、尚且つ透けない物で封印の仕方も剥がしたら跡が残る物だとかだと好感が持てます(なぜ好感が持てると言ったかというと、単純に剥がして新しい物に入れ替えれば中身を確認して再封入出来るからです)

封入している様子を動画で残すなども好感が持てますね。ただこれも封入動画撮った後に、全てを開封してパッケージした梱包材は捨て、もう一度梱包する事で封入操作は”出来て”しまいますね。梱包材は無駄になるけど。

とここまで書けば分かって頂けると思うんですが、販売者が強い気持ちで”封入操作しよう”と思えば出来てしまいます。それが”良い”とか”悪い”とか”犯罪だ!”とかいう論争は置いておいて現場の実情に目線を合わせて実際に詐欺に合わないようにする方向性で考えていきましょう。

敢えて言い切りますが、封入操作については”販売者の匙加減”です。言い換えれば”道徳心””モラル””信念””販売においてのビジョン”などその辺によります。

例で言うと僕も完全に信用して欲しいとは言いません。僕はそういう疑われる点をなるべく排除して最大限の努力をした上で信用してくれる方は買ってくれると嬉しいし、騙される!と思う人には買わないで貰って結構と思っています。

実績を見ていると見えてくる事もありますが、これは経験もあるので割愛します。

ここまでは少し難しい話もあったと思いますが、現在一番被害の出ている手法を書きます。新規オリパ店が出てくる→プレゼント企画(それも高額が多い)→まずプレゼント詐欺(当選しない又はサブアカ)→フォロワーが増えた所でアド確定福袋やアド確定オリパを販売(相当な還元率)➡高い金払ってノーマルカードや謎の〇〇万円割引券(二度と使えない)が送られてくる→END

です。これが本当に一番多いし、これをやった後に販売者はトンズラ新しいtwitterアカウントに転生して同じ事をやるだけで数百万、下手したら4桁万以上儲けているクズが居ます。

人間、目の前に金が転がっていると理性が吹っ飛ぶ生き物ですがそんな時こそ冷静に考えて下さい。単純に見ず知らずの不特定多数にお金(トレカ)をばら撒く人なんてほぼ居ないです。回収出来る見込みがあるからばら撒く訳ですよね。まともな販売者だと宣伝広告費だと思いますが、詐欺師はその後詐欺で回収するからそんな出費屁でもないです。僕の持論ですが、この2者を見分ける方法は”どれだけ不正や詐欺の可能性に向き合っているか”だと思います。上記で記した通り”やろうと思えばできる事だらけ”なのがオリパです。そんな中、本気で販売していこうと思っている人はまともに考えたら疑われるのさえ憤りを感じるはずです。ただ、疑われるのはオリパという性質上必ずある物です。で、あれば最大限クリーンにしたいと考えるのが優良販売者じゃないでしょうか。”確実”というのはオリパにおいてはありえません、その中でどれだけ購入者の方の不安を取り除く”努力”をしているか。

僕はここをしっかり見るようにしてから購入者側で一度も詐欺に合っていません。(封入操作は一旦除きます)

結局は人が行う事なので、その人の人柄を見る事が実質的に詐欺に合わない事に繋がると持論では思っています。

ちなみに転生を繰り返している人の特徴は、twitterのアカウント名がまず舐め腐っている、誤字脱字が多い、誰かれ構わず批判をしがち、問い合わせに応えられない、不透明な決済方法、有言実行出来ていない(プレ詐欺など)、新規店なのにやたらと売れている風(実質売れていない)、何故か販売ペースが異様に早い(そもそも売り切れてないのにハズレだけ送り続けている)、特に界隈で古参と呼ばれる方とかベテランのオリパ購入者からは避けられている、謙虚でない、都合の悪い事を言われると引用RTやツイートで挑発的な態度

などなど・・・普通に一般社会に生きる人間としてかなり低俗です。

販売するという事は、ひと様からお金を頂いて商品・サービスを対価として頂く事です。僕はそんな人間にお金を払う事はありえないと思っています。

詐欺をする中には1流、2流、3流と居ますが、よく被害に遭ってるのを目にするのは特に3流の上記のようないとも簡単な方法が多いです。

尚且つ、物は送られてくるので詐欺罪の立証が難しく(トレカは相場が存在し定価ではないもの)住所や振込先の不透明な取引で相手の情報が一切分からず警察に被害届を出す事すら叶わない場合も多いです。

まずまずもう一度言いますが、お金を払う相手の身分確認が取れないのに何故お金を払うのでしょうか。何故お金を頂く立場の人間が、責任の無い不透明なコンビニ決済やアプリ経由でわざわざ支払わせるのでしょうか。(尚且つ相手が特定できる情報0)銀行口座を開設出来ない人間の可能性はないですか?銀行口座が開設出来ない人間の社会的信用度は一旦どうなんでしょうか。

アド確定や、本当に送るか分からない高額プレゼント、誰か分からない称賛の声(サブアカウントやサクラは買えばいくらでも用意出来ます)、本当に福があるか全く分からない福袋、こういう風に物事を考えていくとじゃあ何を信用すればいいんだとなりますが、最終的には自己責任という所へ落ち着きます。先に言った”誰から買うなら納得できるか”という点に戻ります。

僕が購入者側で買う際、上記は氷山の一角として疑ってかかります。それで僕の中で自分自身が信用できると判断して買う訳ですが、今でも買った後は”最悪騙されててもこの人に騙されるなら僕の勉強不足だな”と思って捨てるつもりの覚悟はあります。そう思える人が居ない、そう思えない、ならば買わないというのが一番騙されない選択だし致し方ない事だと思います。

まさか販売している人がそんな事するわけないと考えている人も一部居ますが、性善説では悪は減りにくいです。販売者の方は余計な事言うんじゃねぇという人も一部居るかもしれませんが、オリパという販売方法を取っている以上ある程度は販売する方も責任持って取り組むべきと個人的には思います。

以上、リスクをヘッジする形になりますが、まずは騙されない事に重点を置いた登竜門でした。次回以降から、じゃあどこで買ったらいいの?とかそういう楽しい話をしていこうと思います。

参考サイト

動画で詳しく具体的に説明してくれてます
https://www.youtube.com/watch?v=uL8g_7cHVWo

Noteで別視点からまとめてくれています(特にBASEなども)
https://note.com/jp_oripa/n/n33289c64e9c9

登竜門を超えたら楽しいお話

登竜門を越えて